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【辛口小説レビュー】ゴーンガール

ギリアン・フリン著
2012年
『ゴーンガール』


ゴーン・ガール 上 (小学館文庫)ゴーン・ガール 上 (小学館文庫)
(2013/06/06)
ギリアン フリン

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ゴーン・ガール 下 (小学館文庫)ゴーン・ガール 下 (小学館文庫)
(2013/06/06)
ギリアン フリン

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【評価】
★★★★★★★☆☆☆

レビューはこちら
あらすじ
5回目の結婚記念日に、ニック・ダンは妻のエイミーが失踪したと知る。警察と過激化する報道からの圧力によって、ニックの温厚な人柄のイメージが崩れ始める。彼の浮気と不確かな行動に世間はある共通の疑問を抱き始める。「ニック・ダンが妻を殺したのではないのか?」

最初に述べておきますが、ウィキペディアは見ないほうがよいです。完全にネタバレしていました。
ウィキペディアを見た限りでは、小説と映画では内容に変更はほぼないでしょう。

さて、今回は小説版を読みました。映画の方は見ていません。
完全に持論ですが、小説が原作になっている映画はほぼ100%小説のほうがおもしろいと思っています。
今作はかなり評価が高いようなので、あえて小説を手にとった次第です。

ネタバレを含まないレベルでのレビューですが、
最初は何もかもがうそ臭く思えます。夫であるニックも怪しいし、妻であるエイミーも怪しい。
どっちも真実は言っていない感じがして、真相はどうなっているのかすごくワクワクします。
そして、下巻の最初でガツンとやられます。
かなり面白い小説と言えます。

ただし、オチはたぶん賛否両論ですね。
個人的にはイマイチに感じました。
それでもおもしろい作品だと思うので、興味ある方は映画か小説か、どちらかを見てみるといいと思います。
お勧めです。

ネタバレを含む感想は以下に・・・。

















最初の10ページくらいはものすごく退屈でした。
お国柄でしょうか?海外の小説の言い回しって、なんか回りくどくて退屈なんですよね。
ジョークもなんか日本人にはわからないというか・・・。

ただ、エイミーが失踪してからはどんどん面白くなってきました。
最初はエイミーが「クソ女」で、こいつが主人公をはめたんじゃねーのって思ってました。
ただ、ニックの謎のプリペイド携帯やエイミーの日記により、ニックも相当あやしい人間に思えてきました。
上巻の最後には「ニック・・・妻を殺した?」と感じるようになりました。

そこにきての下巻です。
エイミーは実は生きていて、ニックを嵌めようとしていました。
エイミーの日記は警察(読者)を欺くための嘘の日記でした。
まんまとエイミーの日記に騙されてしまいました。
素直にやられたーって思いました。


そこからの展開ですが、色々と物足りなかったです。
個人的には、この作品のピークは下巻の最初です。

まず、エイミーの逃走劇について。
下巻の最初までに、エイミーの人物像は「容姿端麗で超絶頭が良く、用意周到でミスを犯さない、完全無敵のサイコパス」と理解しました。
「しばらく身を潜めて、決定的なタイミングで自殺することで、ニックを完膚なきまでに嵌める」
自らの死すら利用すると言ってのけたのには感心しました。

しかし、結局死ぬのはやめにして、しかもモーテルで知り合った「底辺の」人間に欺かれて無一文になり、なんかがっかりしました。「完全無敵のサイコパス」の印象からは遠く離れました。

あとは過去のエイミーの所行ですね。
前彼を嵌めたエピソードや友人を嵌めたエピソード。
これらによって、さらに「完全無敵のサイコパス」の印象からは遠く離れました。
過去のエイミーのやり方は、周囲の人間を騙せても、当事者は騙せないですからね。
自分の真の姿を知っている人間を残すなんて、愚かだと思いました。
どうせなら過去の所行においても殺人くらいは起こして欲しかったですね。

極めつけはニックの罠にまんまと嵌って、ニックを再び愛し始めるところ。
ここまで来るともうただの浅はかな人間にしか思えない。
エイミーの人物設定は中途半端だと思いました。


あとは、ニックとエイミー以外の登場人物ですね。弱いし、意味がなさすぎる。
ニックの父はなにかキーを持っていそうで、まったく意味がない。
双子の妹のマーゴも特に重要な役割があったわけではない。
警察のギルピンやボニーも、真相に気づくのかなって思わせておいて、特になにもない。
弁護士のターナーボルトに至っては、彼のエピソードまるまる削っても良かったのではないか?


最後にオチについて。
一言で言えば、いまいちです。
ニックが自身のサイコ部分を認識するのは良いと思います。
ただ、結局ただの凡人で終わり。
エイミーが少し手を回して、結局ニックは勝てなくて。

たぶん、エピローグは、
「ニックとエイミーと二人の子供、この三人で一生涯ハメてハメられて、生きていく」
そんな感じですかね。

個人的には、たとえありきたりでも、最後はニックがガツンとかますところが見たかったです。
エイミーを刑務所にぶちこむとか、逆に今度はニックが失踪するとか。


というわけで、下巻の途中から勢いは失速します。
が、それでもなかなかに面白いですし、オチについてもこれはこれでありだとは思います。
小説にせよ映画にせよ、一見の価値はあります。
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