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【辛口映画レビュー】アマデウス

ミロス・フォアマン監督
1984年制作
『アマデウス』


アマデウス ディレクターズカット [Blu-ray]アマデウス ディレクターズカット [Blu-ray]
(2010/04/21)
F・マーリー・エイブラハム、トム・ハルス 他

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【評価】
★★★★★★☆☆☆☆

レビューはこちら
簡単にいえば、モーツァルトの伝記です。
モーツァルトをよく知る人だったら星がひとつ増えるかもしれません。知らない人はモーツァルトを知るいい機会だと思います。どちらにせよ、他の方の評判に違わずいい映画だったと思います。

映画を見た後にWikiで調べてみましたが、比較的史実に忠実なようです。教科書の代わりにはならないですが、伝記を読むのはしんどいって方には特におすすめです。

以降、ネタバレを含む感想を・・・。














DVDの操作方法が謎すぎる。
字幕を日本語に選択すると字幕なしに、音声を英語に選択すると音声なしになります。どちらも一番下を選択すると、英語音声、日本語字幕になります。そこを気をつけて下さい。

あと、DVD両面焼きはかんべんしてほしい。DVDの背面の絵もひとつの楽しみだと思うし、なによりケースと別に管理したら再生しないとDVDの中身が分からなくなってしまう。もしかしたらTSUTAYAで借りるレンタル用DVDの特徴なのかもしれないですが・・・。


さて、映画に関係ないレビューはこれくらいにして・・・。
150分という映画で相当ボリュームがあるんですが、正直ちょっとダレました。特に後半は、監督ももう疲れたのかなって思うような展開を多く感じました。

たとえば、父の死を受けて作ったとされる「ドン・ジョバンニ」。
父の死に対する葛藤がもう少し描かれてもいいのではないかなと思いました。あんなに敬愛していた父なのだから、葬式には行ったのかな?あと、父の死に関する描写があっても良かったですね。結構、父は主要人物の一人だったので、退場がものすごくあっさりしているのは物足りなく感じました。

あとは、「魔笛」のシーン。
あれはもうやっつけとしか思えないレベルの編集だった。もしかしたらほんとにキッカケは妻のコンスタンツェとの別居、義母の甲高い声だったのかもしれないけど、あの唐突すぎるオペラへのつながりは違和感しかなかった。「夜の女王のアリア」は個人的に超超超好きな曲なので、もう少し演出をしっかりして欲しかった。あと、いまさら思ったけど、フィフス・エレメントの「ザ・ディーヴァダンス」ってちょっと「夜の女王のアリア」に似てるよね。

今から思い返すと、「フィガロの結婚」も勿体無い。
皇帝に献上するオペラで皇帝が定めた禁忌を犯しまくってる。そういう背景がせっかくあったのに、案外あっさりと皇帝が折れました。あとはモーツァルトがなぜ「フィガロの結婚」をオペラの題材に選んだのか、そのあたりの理由付けがほぼありませんでした。知的好奇心がうずきます。


さて、前半部分についてですが、前半(Disk A)はストーリーも比較的しっかりしてて、アントニオ・サリエリ目線でのモーツァルトがよく分かる形になっていたように感じました。
ただ、サリエリがモーツァルトを憎んでると言われると・・・自分で言うほどモーツァルトを憎んでないように感じました。っていうかモーツァルト好きすぎじゃない?事あるごとに「モーツァルトは天才」って言ってたし。
あと気になったのは、サリエリの自虐的なところ?わざと自分から傷つきにいってるよね?たとえば、仮面パーティーで「サリエリ風に頼む」って言ってみたり、わざわざモーツァルトのオペラを全部見に行ったり、自分の作ったオペラをモーツァルトに見せたり・・・。「自分に絶望した!自分みじめ!かわいそう!」って、そんな自分に酔ってたんじゃない?それも含めての演出なのかもしれません。


さて、今度はキャラクターごとに作品を見てみます。

まずは本作の主人公であるアントニオ・サリエリ
彼は前半だけでしたね。後半はほぼ空気。ホント序盤だけ。
史実に基づいているのでしょうけど、正直言って
「どうやってモーツァルトを殺したのか」
というところに期待しながら見てました。サリエリ自身それをほのめかしていましたし。なにかものすごいトリックがあるのかと。でも結局、過労死(一節によるとリウマチだとか、諸説あります)でしたね。
ストーリーテラーとしての役割があったのでしょうけど、前半の自殺未遂とか、ほとんど意味ありませんでしたね。連ドラの第一話的な位置づけでしょうか。インパクトを与えることが目的で、それ自体は意味が無い、みたいな。

次は、牧師
彼は・・・なんでしょう?サリエリがストーリーテラーなので、彼は聞き手・・・つまり我々なんですかね。それ以上の意味はないです。

メインであるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。
とんでもないやつですね、彼は。俳優の演技力が素晴らしいです。トム・ハルスっていうんですね。
頭は確実におかしいし、ものすごい自信家だし、空気よめないし。ほんととんでもないです。俳優のあの笑い方、あれがいい味出してます。かと言って、指揮をしているときはものすごいかっこいいんですよね。あの切り替え・・・トム・ハルスすげえ。
死に際がすごいご都合的な感じで、そこはどうかと思いましたが。出ていった妻子が戻ってきたタイミングて・・・。しかもあのシーンに関して言えば、ここからサリエリがどうやって殺すつもりなのかって期待していたシーンでもあったので、がっかりっぷりが半端無かったです。これは監督の問題ですかね。
あとは、史実にある程度基づいているなら、彼の破天荒っぷりももう少しフィーチャーされてもいいのかなって思いました。たとえば不倫とか、ギャンブルとか、酒やドラッグとか。そのあたりはあの頃の映画にしてはものすごくマイルドでしたね。

妻コンスタンツェ。
この子も頭がすこしおかしいですね。モーツァルトの才能に惚れ込んでいるとはいえ、ちょっとモーツァルトを溺愛しすぎですね。あと、守銭奴っぷりが引くレベルでした。その割には夫の放蕩っぷりや無駄遣いを咎めるわけでもないし、一緒になって外食とかパーティーとか参加してるし。その守銭奴っぷりが途中からちょっとうざくなってきて、モーツァルトの葛藤や堕ちていく様をもっとみたいなと思っていたので、頻繁に茶々入れてくる彼女に少しイライラしていました。少し疑問なんですが、レクイエム作るの金になるからって賛成してなかったっけ?それが死に際に突然反対・・・。モーツァルトの体を心配したってのがあるとは思うんですが、映画的には短時間に真逆のことを言っていたので「えっ?」ってなりました。また、私の中でモーツァルトはもっと飛び抜けてクズ野郎なはずで、彼女にシーンを割く時間があるならば、もう少しモーツァルトのクズっぷりを描写してほしかったですね。
余談ですが、途中からモーツァルトを「ヴォルフィ」って呼んでたことに気づいたのですが、最初から呼んでました?途中からだとしたら何がきっかけ?

その他
登場人物は多かったですが、いまいち全員関わりが薄かったですね。大司教とか、皇帝とか、国立劇場監督とか、宮廷楽長とかとか。彼らの栄光と没落についても合わせて描写されていると、つまり時代背景をもっと描写していたら、本作品はもっと良くなっていたんじゃないかなって思います。あくまで個人的な意見です。


さて、色々書きましたが、なかなかいい映画でした。
暇なら見てもいいんじゃないかな?
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